2013年9月29日日曜日

1000km先の同窓会

皆さんは、中学時代の同級生、覚えていますか?
修学旅行は、どこへ行きましたか?
文化祭は、何をしたでしょう?
担任の先生のお名前は?

昨晩は、そんな話題で盛り上がりました。
なぜならば・・・!
中学校から1000km以上離れたところで、
同級生が出逢ったから。

でもね、感動の再会にはならなかったのです。

入港日、彼女はいつものように、
その日いらっしゃるお客さまのお名前をノートに控えます。
今日は、どんなお客さまがいらっしゃるのかしら?と、
期待に胸を踊らせたに違いありません。
そこに、彼の名前があるとも気づかずに…

一方、彼は、おがさわら丸に乗って、父島へ向かっていました。
初めての小笠原。
どんな出逢いがあるのかと、心ときめいていたかもしれません。
あんな出逢いがあるとは気づかずに…

ふたりがおよそ20年ぶりに出逢ったのは、二見港。
タラップを降りて左側。
青い看板の横で、彼女は彼と再び出会いました。
受付にあたって、名前を確認したに違いありません。
顔も見たはずです。

ミーティングルームでの受付を終え、
夕食を終え、
ミーティングを終えても、
ふたりは自分たちの出逢いに気がつきませんでした。

唯一、ミーティングでの彼の自己紹介のとき、
 住んでいる場所を聞いて、彼女は少し興奮気味に
「とても近いですね!」と叫びました。
しかし彼女は、仕事に戻ってしまったのです。

最初に動いたのは彼でした。
仕事を終え、別のところで話をしていた彼女に、
「どこに住んでいたのですか」と話しかけたのです。

しばらくの間、ふたりで話は続き、
一つの答えに行き着きます。

「ふたりは、同じ中学校で隣のクラスだったのだ」と。

その後、とても冷静に、ご報告いただきました。
きゃーとか、うそーとか、そういう言葉は聞かれず。淡々と。

お互いに覚えていないのです。
中学校時代のさまざまな行事の話も噛み合ず。
お互いのお友達のことや担任の先生は覚えているけれど、
本人同士は覚えていない。

不思議なご縁でございます。

再会を記念して、はいチーズ。



深川第3中学校3年1組もしくは3年2組ご出身の皆さま、
この顔にピンと来たら、ユースまでご連絡を。

きょーじゅ