その悲惨さと辛さを涙ながらにお話になられた方もおりました。
何の役にも立たてない事のもどかしさから、
小笠原を楽しんで頂きたい思いが強く出て、時には空回りしたり、
同じ年に世界自然遺産登録があり、一緒に語り継がれる事の意味を考えたり、
津波を想定した防災訓練を常に行っているこの島で、
訓練“ではない”時のことをあれこれ悩んだり。
想いはまだまだ交錯し、それでもいろいろ考え悩みながら歩んで行こうと思います。
被災地から来られた皆さんが同じように言われたことは、「忘れないで欲しい」ということでした。
同じ過ちを起こさない為にも次の世代へ語り繋いで行くこと。
テレビの報道などで、まだまだ復興が進まない地域が多いことを知り、
大人も子供も心に傷を抱えながら頑張っている姿を見ました。
被災地に行ったこともなく偉そうなことは言えませんが、一言だけ。
決して忘れない、何年経とうとも。
この時期、旭山の稜線に咲く “ムニンシャシャンボ”