みなさんこんにちは。
ヘルパーのかいちょーです。
実はわたくし、母島に行って参りました。
父島から2時間以上船に乗って行く母島。
そんな母島で何をしてきたか、どうぞご覧ください。
普段と違う文体ですが、そこは悪しからず(^^;
(この流れ二度目…)
3日目 1月23日
「第5章 最南端と日の出」
本日、起床は2時40分
目覚ましなのに、すっきりと起きられました
朝ごはんに
冷凍食品の焼きおにぎりを食べ
日本一南のご当地富士「小富士」で日の出を見るべく
超・早朝からレッツゴー
夜の道を只管進みます
「只管」なんて読むでしょうか
正解は「ひたすら」です
街灯の距離はだんだん伸びてきて
やがて無くなりました
暗い道を懐中電灯なしで進みます
あるのは、スマートフォンの光だけ…
星空が瞬く道を進みます
整備された2車線の山道を進みます
道の端で何かがガサゴソいう道を進みます
先に何があるか照らせない
それでもゴールがあるから、最後まで前に進みます
都道最南端 南崎の南崎ロータリーに到着
あまりの暗さに、やむなく
自撮りフラッシュ撮影
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これこそ世に誇る、かいちょーの「HANME」=半目
そのあとも、ただ黙々と歩くのみ
そのため、5時30分頃についてしまいました
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日の出(6時10分)まではまだ30分以上あります
携帯電話の電波は繋がっていましたが
バッテリーの残量が大変著しく減っていたので
携帯は極力使わず
じっと朝焼けを見ることに
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無理矢理見たらハート形になる雲も発見
しかし6時2分
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6時5分
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そして6時10分
ついに雲は晴れず
日の出は拝めませんでした
しかしながら、早朝からするプチ冒険
なかなか楽しかったです
帰り、道を見てびっくり仰天
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小富士までの道は思った以上にジャングルの様でした
ここからは楽しみながらの散歩です
険しい道を数分歩くと着く
蓬莱根
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透明度の高そうな海でした
母島の海は全体的に透明度が高い気がするんです
気になった方はぜひ行って、そして泳いでみてください
蓬莱根の分かれ道のところへ戻り、再び歩くものの
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行きとは全く違う道を通っているようでした
万年青浜に到着
万年青浜展望台より
ちなみに万年青浜
読み方は「おもとはま」です
読めない…
このあと、少し急いで
南京浜
そして御幸之浜へ寄り道
前浜へ戻って来ました
途中で急いだ理由、それは農協の売店で
お目当ての島トマト(小笠原トマト)を買いたかったから
無事、買えました
一旦ユースに戻ることにします
「第6章 最終関門」
ユースで会計を済ませてチェックアウト
そして少し休んだら
まずはどうしても体験したかったタコノ葉細工をしに
ロース記念館へ
港を歩いていると至近距離にイソヒヨドリちゃんが
(写真真ん中)
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いつ見ても美しい色合いだ…
母島は、昭和2年に空前の出来事として
当時の天皇陛下が行幸されたため、こんな石碑も発見
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御幸之浜もこの出来事があって名付けられた浜らしいです
そんなこんなでロース記念館に到着
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水色をベースに、爽やかな色合いで
ブレスレットを作りました
(料金 ¥500)※2020年1月現在
完成時の写真はありません
みなさん、今後のブログで腕を見て探してみてください
最後に来たのは乳房山の入山口東ルート(反時計回り)
なんとこのルート、途中から通行止めになるため頂上まで行けません
しかし、「今しかできないのでは?」という観点から
登る人も少ないであろうこのルートを選びます
(そして予想は当たり、山を登ってから町に戻るまで人を見かけませんでした)
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岩の階段
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木の階段
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平らな道
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また岩の階段
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そしてまた平らな道
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木の階段がずらーっ
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岩を彫って作ったような階段
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そのままの岩も道です
ここで既に疲れてきましたが…
段の大きさが半端じゃない階段が登場
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必死に登ります
もう足が上がらなくなってきたところで
少し道を外れると…剣先山です
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ちょうどゆり丸入港のタイミング
山にも「ポ~ッ」という音が聞こえてきました
…もうすぐ帰るのか
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1日目に登った小剣先山と尾根続きですが、渡れません
ご注意ください(誰目線だよ)
さあ、疲れてなんていられません
自分の長所でもあり短所でもある「負けず嫌い」が発揮されて
ずんずん進みます
土ごとひっくり返った木が遊歩道に横たわっていました
台風21号がどんなものだったか物語っていますね
塹壕跡もありました
その横には、青々としたシダ植物も
ここから一気に階段を下ります…
※彼は山「登り」をしています
まだまだ下ります…
※彼は山「登り」をし(以下略)
まだまだ…
もう少し…
ここで展望台到着
久々に見晴らしのいいところに着いた…
しかし目指すところはまだ上
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頑張ろう
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こんな子ども心くすぐられる道も通りました
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明るい道を通ると気持ちも明るくなりますね
そして赤土は、情熱の赤だから元気がみなぎってきますね
そのおかげか、10分経たないうちに到着
疲れた…
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一部通行止め(白目)
自分の荷物に尺取虫さんがくっついていました
(同じ写真にしか見えないなんて言わないで)
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じっと見ていたいけど
時間は有限
先に進みます
帰りは少し気が楽になりました
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そのため行きには目もくれなかった
小鳥の水場に給水しておいたり…
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下り坂を駆け下りたり…
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再び寄り道したり…
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はい、ということで
ここを最後にせず、さらに出かけることにしました
このときは無邪気に「行きたいから行こう」
それしか考えていませんでした
しかしその考えが間違っていたことを、後で痛感することになるのです
「第7章 限界突破」
他の森とは一線を画した、白い木と赤土の道を進みます
さっそく見えてきました
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これが玉川ダムです
そしてなんと
ここから「船木山の滝」なる滝にも寄れるのです
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道々にある木の圧力がすごい…
到着
よーく見ると
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滝です
来た道を戻るとき
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埋もれた瓶を発見
いつのものだ…
橋を通って
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(メダカっぽい魚がいっぱいいました…めだかの学校を歌いたくなりますね)
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いかにもジャングルというようなところを通り
大きな道へ(のちに農道と発覚)
戻れるのは上り坂か下り坂か…
よし、下り坂だ
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行き止まり…ハズレです
ダムの下の方へ来てしまいました
よし、上り坂だ
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木漏れ日がとてもいい感じの道に出て
てくてく歩きます
ふと上を見ると
ムニンヒメツバキ(ロースード)
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父島・母島ともに
温暖な環境のため咲いてしまっていますが
例年6月頃に咲く花です
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既に落ちたものはここ数日で見たことがあっても
木についているところを
じっくり見たことのなかったロースード
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ようやく見れて嬉しかったです
と、ここで体力に限界が来ます
周りには緑が広がるのみ
このまま帰れなくなっても嫌なので
足は止めずに歩き続けました
しかしながら無心の修行のため
写真がまったくありません
ご了承ください
農家さんのビニールハウスが見えたとき
どんなに嬉しかったことか
ようやく農道から戻って来ました
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もうこの道を
疲れている時には歩きたくない…
戻れて嬉しくなったので
町から比較的近くなのに、まだ行ったことのない
石次郎海岸へ
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竹の群衆の横を下れば、海岸はすぐ
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この透明度
すぐにお気に入りになりました
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ゆり丸と共勝丸がすぐそこです
こうして、いろいろありましたが無事到着
最後にユースのオーナーさんに感謝を伝え、港へ向かいました
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建物の黄色は友情のシンボルカラー
3日間ありがとうございました
いよいよ出港の時…
クジラのぼりもはためいています
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平日にもかかわらず、盛大に見送っていただきました
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ユースのオーナー夫妻にも見送っていただきました
こちら側も向こう側も、見えなくなるまでずーっと手を振っていました
ありがとう母島
最後はユースの壁にあった絵「また逢う日まで」を見ながらのお別れです
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また逢う日まで、母島。
本日の歩数 36,152歩
距離 27.3㎞
ヘルパー・かいちょー