2019年3月5日火曜日

地図で遊ぼう!(起伏編)

地理屋の端くれが、にやにやする情報を。

国土地理院が公開しているサイトに、
「地理院地図」というものがあります。
地形図、写真、標高、地形分類、災害情報など、
日本の国土の様子を発信しているウェブ地図です。

いろんな地図の重ね合わせができ、とても面白いのですが、
地理屋さんがよくやる組み合わせで、
島の起伏を表してみたいと思います。

使用したのは、「色別標高図」と「傾斜量図」。
前者は、標高を表し、
赤に近ければ高く、青に近ければ低いことを示します。
後者は、地表面の傾きの量を算出し、
その大きさを白黒の濃淡で表現したものです。
白いほど傾斜が緩やか、黒いほど急峻であることを意味します。
台地、段丘、山地、火山地形、地すべり、断層などの
地形判読などによく使われます。
(「ブラタモリ」でも見ますね。)

とまぁ、小難しい話は置いておいて、
パソコンの方は、以下の地図をグリグリしてください。
父島を中心に、島の起伏を見られます。
川によって削られ堆積した地形がよく見えますよー
小港海岸へ流れ込む八瀬川や、
ブタ海岸に流れ込む川の作り出した地形なんて、
ニヤニヤしません?笑




三日月山(ウェザーステーションのあるところ)は、
北西側(ウェザーステーション側)の傾斜は緩やかなのに、
南東側(大村側)の傾斜は急峻なんだなぁ〜
なんでだろうなぁ〜、とか思いながら、
小一時間(それ以上?)地図を眺められるのが、地理好きなのです。

小笠原好きの皆さん、
ちょっと、体験してみません?

きょーじゅ

出典:地理院タイル(https://maps.gsi.go.jp/development/ichiran.html)