皆さんは、中学時代の同級生、覚えていますか?
修学旅行は、どこへ行きましたか?
文化祭は、何をしたでしょう?
担任の先生のお名前は?
昨晩は、そんな話題で盛り上がりました。
なぜならば・・・!
中学校から1000km以上離れたところで、
同級生が出逢ったから。
でもね、感動の再会にはならなかったのです。
入港日、彼女はいつものように、
その日いらっしゃるお客さまのお名前をノートに控えます。
今日は、どんなお客さまがいらっしゃるのかしら?と、
期待に胸を踊らせたに違いありません。
そこに、彼の名前があるとも気づかずに…
一方、彼は、おがさわら丸に乗って、父島へ向かっていました。
初めての小笠原。
どんな出逢いがあるのかと、心ときめいていたかもしれません。
あんな出逢いがあるとは気づかずに…
ふたりがおよそ20年ぶりに出逢ったのは、二見港。
タラップを降りて左側。
青い看板の横で、彼女は彼と再び出会いました。
受付にあたって、名前を確認したに違いありません。
顔も見たはずです。
ミーティングルームでの受付を終え、
夕食を終え、
ミーティングを終えても、
ふたりは自分たちの出逢いに気がつきませんでした。
唯一、ミーティングでの彼の自己紹介のとき、
住んでいる場所を聞いて、彼女は少し興奮気味に
「とても近いですね!」と叫びました。
しかし彼女は、仕事に戻ってしまったのです。
最初に動いたのは彼でした。
仕事を終え、別のところで話をしていた彼女に、
「どこに住んでいたのですか」と話しかけたのです。
しばらくの間、ふたりで話は続き、
一つの答えに行き着きます。
「ふたりは、同じ中学校で隣のクラスだったのだ」と。
その後、とても冷静に、ご報告いただきました。
きゃーとか、うそーとか、そういう言葉は聞かれず。淡々と。
お互いに覚えていないのです。
中学校時代のさまざまな行事の話も噛み合ず。
お互いのお友達のことや担任の先生は覚えているけれど、
本人同士は覚えていない。
不思議なご縁でございます。
再会を記念して、はいチーズ。
深川第3中学校3年1組もしくは3年2組ご出身の皆さま、
この顔にピンと来たら、ユースまでご連絡を。
きょーじゅ